はじめに
転職活動を始める際にはリクルートやパーソルキャリア、エン・ジャパンといった各社の転職エージェントと面談をする人も多いだろう。
今回の記事では現役のトップ転職エージェントのyusukeさんに依頼し、転職エージェントサービスの活用方法について執筆していただきました。

そもそも転職エージェントとは?
そもそも転職エージェントとは何か?
↳転職エージェントとは転職の斡旋事業を行っている企業に属し、転職成功に向けてアドバイスをする人のことを言います。
業界ではキャリアアドバイザー(CA)と呼ばれることが多いです。
転職エージェントは日々転職希望者と面談をし、一人一人に合った転職活動の進め方についてアドバイスをします。
また、転職エージェントは個別の担当制となっており、転職希望者の伴走者として転職実現に向けてサポートをします。
転職エージェントとの面談では何を準備したらいいのか?
・転職エージェントとの面談では何を準備したらいいのか?
↳実は面談を実施する前に専属担当から事前の挨拶電話やメールが来ることが多いです。そこで案内されることは書類作成についてです。
では、この書類作成とは何か?これについて説明します。まず、転職活動をする際に必ず必要になる書類が「履歴書」と「職務経歴書」です。
履歴書
履歴書は各エージェントサービスによって呼称が異なる場合があり、キャリアシートやプロフィールシートなどと呼ばれることもあります。
いわゆる、高校卒業後から現在までの学歴と職歴、保有資格、家族構成、現在の年収などを簡潔に記載します。履歴書とは簡単な自己紹介シートのようなものだと認識するといいでしょう。
職務経歴書
一方で職務経歴書とは、学校卒業後から現在までの職務の経歴について詳細に記載する書類のことをいいます。例えば、「2018年4月~2020年の3月までA社で△△の担当となり□□の業務に携わりました。」のように、
いつ・どこで・誰に対して・何を、仕事としていたのかを記載します。
転職エージェントとの面談では、あなたが事前に「履歴書」と「職務経歴書」を準備することで担当エージェントもあなたの経歴を十分に知ることが出来ます。その上で面談を実施することが出来るので、的確なアドバイスをもらえることは間違いないでしょう。
転職エージェントとの面談では何を話すのか?話すべきポイントはあるか?
・転職エージェントとの面談では何を話すのか?話すべきポイントはあるか?
↳では、面談では何を話すのか?気になる人も多いでしょう。
そこで面談で話す内容についてお伝えします。面談で話す内容は主に以下になります。
面談のきっかけ・転職活動への意向・今回の転職理由・希望の職種や仕事内容です。
転職エージェントとの面談は、あなたから申し込むことで面談を実施するケースが多いため担当エージェントはその背景を探りにいきます。ヒアリング内容やヒアリングの仕方は担当によって異なりますが、間違いなく「なぜ転職を考えたのか?」を聞かれます。
そのため面談前に、「私はなんで転職を一つの選択肢に考えたのか?」について自分で考えて整理することが大事なポイントになります。
転職を考えたきっかけは人それぞれだと思いますが、この点を整理し担当エージェントに伝えることであなたにとって有意義な面談になることは間違いありません。
エージェントが考える面談の狙い(裏話的な内容)
・エージェントが考える面談の狙い(裏話的な内容)
↳当たり前だと思いますが、転職エージェントはボランティアであなたの転職活動をサポートするわけではありません。
あまり認知されていませんが、転職エージェントにも目標が課せられます。では転職エージェントの目標とは何か?
それは担当として一月に何人入社を決めてもらえたかです。
転職エージェントはキャリアアドバイザーと呼ばれることも多いので、なんとなく相談役みたいに受け取られがちですが、営業社員です。そのため、担当エージェントはあなたに出来るだけ早期の転職活動を促し、積極的に応募することを勧めるでしょう。
他社経由の内定で入社を決められたら、担当エージェントの成果はゼロです。そのため、仮にあなたがそこまで転職活動をしたい訳ではなく、ちょっとお話してみたい興味本位の気持ちで面談を申し込んだ際は、担当エージェントはあなたの相手をしようとは思いません。
そのうち連絡頻度も少なり、サービス終了となる可能性が高いです。担当エージェントから有意義なお話を引き出すためにも面談前の準備として書類の作成と転職活動を考えたきっかけの整理だけは必ずやっておきましょう。
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